司書室日記

司書室日記2019

第8回東京・学校図書館スタンプラリーを開催しました。

8月28日(水)~29日(木)の両日、「第8回東京・学校図書館スタンプラリー」の会場校として、本校図書館を受験生・受験生保護者、図書館関係のみなさまに開放しました。

これは、都内35校の学校図書館による合同イベントで、ふだんなかなか入れない学校図書館を開放することで、各校の図書館活動を体験していただく取り組みです。
本校では、図書委員・図書館サポーターによる絵本の読み聞かせや生徒による手書きのPOPが特に好評でした。

当日は暑い中、多くの方にお越しいただき感謝致します。

いそいそと対応する図書委員

中1国語の時間で実施した「処方図書」。多くの人が興味を持ってくれました。

展示を興味深く眺める参加者。

「りんごかもしれない」。

「きかんしゃちゅうちゅう」。

「木を植えた男」。

2019年08月29日

夏休み期間の文学館・博物館情報

もうすぐ夏休みです。

夏休みには、さまざまな施設が工夫を凝らしたイベントを行います。
ここでは、文学館や博物館等が開催する各種展示を紹介します。

活字の世界だけでなく、観て、歩いて、「体験」をしてみましょう。

世田谷文学館
企画展「原田治 展 「かわいい」の発見」 7月13日(土)~9月23日(月・祝)

樋口一葉記念館

日本近代文学館
「教科書のなかの文学/教室のそとの文学Ⅲ──森鷗外「舞姫」とその時代」  6月29日(土)―9月14日(土)

新宿区立新宿歴史博物館
所蔵資料展 写真展「新宿風景 一枚の写真 そして未来へ」 6月1日(土)~8月25日(日)

江戸東京博物館
特別展「江戸のスポーツと東京オリンピック」 07月06日(土)〜08月25日(日)

相田みつを美術館
生誕95周年記念 特別企画展 「一生勉強 一生青春」 5月28日(火)~10月6日(日)

明治大学米沢嘉博記念図書館
「三原順カラー原画展 ~札幌からようこそ~」 
前期:6月21日(金)~7月22日(月)
後期:7月26日(金)~8月26日(月)

東京都立中央図書館
企画展示「世界中の国のこと、もっと知ろう!〜東京2020大会まであと1年〜」 7月24日(水)―10月2日(水)

慶應義塾図書館
企画展示「読み継がれる源氏物語」 7月8日(月)~8月7日(水)

岡本太郎記念館
「5億年後の生命体 河口洋一郎:beyond AI」 6月26日(水)〜10月27日(日)

早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
休館中!! 2019年9月27日まで

早稲田大学會津八一記念博物館
企画展「ニューヨークに学んだ画家たち―木村利三郎を中心に」 6月27日(木)~8月4日(日)

文京ふるさと歴史館
ミニ企画「本日開業―ぶんきょうの広告―」 6月26日(水)~9月23日(月・祝)
小・中学生のための歴史教室 「わがはい君 宝さがし―展示室にはお宝がいっぱい!―」 7月20日(土)~9月1日(日)

竹久夢二美術館
「アンティーク着物万華鏡 ー大正~昭和の乙女に学ぶ着こなしー」 7月5日(金)~9月29日(日)

国立国会図書館国際子ども図書館
「夏休み読書キャンペーン2019」 7月19日(金)~9月1日(日)

江東区芭蕉記念館
企画展 「芭蕉の肖像・俳人の肖像」 4/25(木) ~10/27(日)

東京都現代美術館
展覧会「あそびのじかん」 07月20日(土)〜10月20日(日)

日本大学文理学部資料館
展示会「華ひらく王朝の和歌-勅撰三代集の世界-」 6月10日(月)~7月22日(月)

ちひろ美術館
企画展「『ちひろさんの子どもたち』谷川俊太郎×トラフ建築設計事務所」 8/2(金) - 10/27(日)

田端文士村記念館
室生犀星・吉田三郎生誕130年記念企画展「竹馬の友・犀星と三郎 ~ふるさと金沢から田端へ」 5月14日(火)~9月22日(日)

紙の博物館
(リニューアルのため、2019年9月1日(日)から2020年3月16日(月)まで、休館)

太宰治文学サロン
企画展示「コピーライター 太宰治」 6月25日(火)〜 12月15日(日)

武者小路実篤記念館
夏休み企画「おしえて!武者小路実篤」 7月2日(火)から9月1日(日)

国文学研究資料館
通常展示「和書のさまざま」 1月15日(火)~9月14日(土)

国立極地研究所
国立極地研究所一般公開「極地研探検2019 南極・北極をもっと知ろう!」 8月3日(土)

日本科学未来館
企画展「『マンモス展』-その『生命』は蘇るのか-」 6月7日(金)~11月4日(月・休)

森鷗外記念館
コレクション展「文学とビール―鴎外と味わう麦酒(ビール)の話」 7月5日(金)~10月6日(日)
通常展 「鴎外『遺言書』オリジナル展示」 7月5日(金)~7月31日(水)

山本有三記念館
企画展「女人哀詞の時代」 3月 9日(土)~ 9月 1日(日)

茨城県天心記念五浦美術館
企画展「入江明日香-心より心に伝ふる花なれば-」 7月20日(土)~9月1日(日)

町田市民文学館 ことばらんど
ミニ企画展「おぼまこと、マジカル★ツアー展」 
パート1:モンスターがやってきた! 2019年7月9日(火曜日)から8月18日(日曜日)
パート2:世界童話旅行 2019年8月20日(火曜日)から9月29日(日曜日)

神奈川近代文学館
企画展「『わたしのワンピース』50周年 西巻茅子展―子どものように、子どもとともに」 7月20日(土)~9月23日(月・祝)

大佛次郎記念館
「大和和紀『ヨコハマ物語』×大佛次郎の横濱」 4月3日(水)〜9月8日(日)

日本新聞博物館
報道写真展「平成の軌跡 そして令和へ」 7月6日(土)~9月29日(日)

放送ライブラリー
企画展示 「テレビとCMで見る平成ヒストリー展」 8月2日(金)~9月8日(日)

神奈川県立金沢文庫
特別展  「東京大学東洋文化研究所×金沢文庫 東洋学への誘い」 7月20日(土)~9月16日(月・祝)

岡本太郎美術館
岡本太郎美術館20周年記念展 「これまでの企画展みんな見せます! 前期/岡本太郎・縄文から現代へ」 7月13日(土)~10月14日(月・祝)

鎌倉文学館
特別展「子どもたちへ、未来へシリーズ9 角野栄子の世界(仮)」 7/13(土)~9/23(月・祝)

茅ヶ崎市開高健記念館

徳富蘇峰記念館
「『 日本スポーツ界を彩った先人』展」 1月5日(土)~12月25日(水) 

市川市文学ミュージアム
「生誕100年記念 小島貞二の多彩な世界」 7月20日(土)から9月22日(日)まで 

山梨県立文学館
食育推進全国大会inやまなし関連資料紹介「文学者の食卓」 6月14日(金)~7月15日(月)

いわき市立草野心平記念文学館
企画展「ぼのぼの原画展」 7月13日(土)〜9月16日(月・休日)

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所
特別一般公開2019「45m望遠鏡と新しい仲間たち」 8月24日(土) 9:30〜16:00 (入場は15:30まで)

高志の国文学館
「谷川俊太郎の宇宙」(仮称)7月27日(土)~9月23日(月)

2019年07月11日

トークライブ「編集者のお仕事」を開催しました。

7月6日(土)、図書館主催第7回高度教養寄付講座「編集者のお仕事」を開催しました。

当日は、文藝春秋「オール讀物」編集長で、直木賞選考委員会で司会を務められている大沼貴之さんから、編集者を目指した理由、編集者のくわしい仕事内容、作家とのエピソードなどをお聞きしました。

作家との微妙なやりとり、作家をやる気にさせる方法、本を発行するまでに多くの人の手が必要となることなど、ふだんなかなか知ることができないお話を伺う貴重な時間となりました。

司会は高IIの樋口君

芥川賞・直木賞 創設時の新聞報道

 

<当日のメニュー>
1、THE ALFEE・高見沢俊彦さんが初めての小説を書いた時の秘話
2、重松清さんと伊集院静さんに原稿依頼した時の決め言葉
3、デザインから原価計算にまで至る編集者の仕事
4、古本好き、書店好きから編集者へ
5、スマホ時代と編集者について

重松清とレンタカーで旅をした話も・・・

本のスピン(中につけられているヒモ)についての説明

質問も多く出ました

<主な感想>
・自分の知らない世界をのぞけて楽しかったです。湊かなえ「花の鎖」が大好きで、この名前が出たのがうれしかったです。

・小説が出来上がるまでには、沢山の方々が関わっていることや、小説ができるまでの面白いエピソードがお聞きできて楽しい時間が過ごせました。

・興味深く拝聴しました。裏話を聞けることはなかなかないので、今後もそういったお話を聞く機会があるといいです。

・編集者さんと作家さんとの関係、興味深かったです。時には駆け引きをして作家さんの気持ちを引き出すところは、作家さんが編集者さんを信頼しているからこそできること。大沼さんですら、うらやむような、嫉妬するような、そんな編集者に出会ったことは今までにありましたか?

・中1の息子が持ってきた手紙で知り、参加しましたが、編集についてのお話、面白く勉強になりました。でも、それ以上に高校生の方の、しっかりしたお話しぶりに感銘を受けました。息子もこんな先輩になってくれるとうれしいです。

・本が好きというだけで編集の仕事を志すのは難しいのではと思っていたのですが、話を聞いて、刺激的で、楽しそうなお仕事だなと思いました。進路の参考にしたいです。

・このような違う職種の裏話が聞けて、とても楽しかったです。また是非企画してください。もうちょっと聞きたかったです。

・息子が本屋・図書館の空間が好きなこともあり、参加させていただきました。お話を伺い、改めて考えさせられるものがありました。話にあがった本を読んでみたいです。楽しい1時間でした。ありがとうございました。

・作り手の方の、裏のお話を聞くことができ、編集の仕事に興味を持ちました。

・今の編集者の話を直に聞けて、刺激を受けました。

・現状の、多様な本を思いっきり選ぶことのできる幸せを感じました。先人からの積み重ねた努力の結晶ですね。

・映像(メディア)、ネットでの断片的な情報が増える中、活字の魅力をこれからも発信してください。

・本が出版されるまでの行程を描いた作品は読んだことがありましたが、編集者の方と作家の方との会話やエピソードといった「裏話」は聞いたことがなく、とても興味深かったです。

・自分は出版社に勤めたいと思っていたので、生の話を聞けてとても参考になりました。

・今まで、気に入った作品や作家の小説ばかり読んでいることがありましたが、これからはエッセイや私小説など、初めて読むものをどんどん発掘していきたいと感じました。

・大好きな作家の重松清さんとのエピソードが聞けて、わくわくしました。文学少女でしたが、最近は生活に追われ、本から離れていました。また、毎日本と向き合って読みたくなりました。来年もお話を伺いたいです。ありがとうございました。

・本屋大好き! 本との出逢いにいつもワクワクしています。素敵なお仕事、頑張ってください! 40代

・「編集者」が書き手を如何に育てていくかが覗き知れる楽しい講演でした。また3回目のご登壇をお待ちしています。

・今日は、編集者の働き方が良くわかりました。スピンのことや本の紙のことなど、いろいろとわかりました。ありがとうございました。

・全く未知の領域の話だったので、どんな話が聞けるのか楽しみだった。本という製品がどのような工程で販売されるのか分かったような気がします。

・今後、本を読むときのありがたみが増していくようなお話でした。Reading is to mind what food is to body...を実感しました。

・興味深いお話を伺えました。ありがとうございました。本を読むことと、もっと隅々まで読み、気づきや今後のお話を思い出し、活かしていけたらと思いました。

・編集者のお仕事について楽しいお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。特に、高見沢さんとお話のように才能を引き出すことが腕の見せ所というお話が印象に残りました。

図書委員・文芸同好会の有志と

アンケートを館内に展示しました

 

2019年07月10日

6月23日 沖縄慰霊の日

聖学院高等学校では、沖縄での平和学習を、他校に先がけて1980年代の終わりからスタートさせました。旅行会社の企画に乗るのではなく、教員が直接、現地の戦争体験者のもとを訪れ、「見たこと、起きたこと、その思いを生徒に直接、伝えて欲しい」と依頼してまわったところから始まりました。

キリスト教主義男子校である本校生徒には、戦争を、「昔のこと」「悲惨なこと」「よくないこと」と捉えて終わりにするではなく、聖書のみ言葉「平和を作り出す人は幸いである」(マタイによる福音書5章9節)に少しでも近づくことができるよう、不断の努力を続けてもらいたいと願っています。

明日、6月23日 沖縄慰霊の日に合わせて、「沖縄戦を考える特集コーナー」を設置しました。
今年、現地に行く高IIだけでなく、多くの人がこの問題について考える機会として下さい。

展示図書リスト
・あの戦争と日本人 / 半藤一利著.-- 文藝春秋; 2013.7.-- (文春文庫 ; [は-8-21]).
・B面昭和史 : 1926→1945 / 半藤一利著.-- 平凡社; 2016.2.
・私の沖縄戦記 : 前田高地・六十年目の証言 / 外間守善著.-- 角川学芸出版; 2006.6.
・ドキュメント沖縄1945 / 玉木研二著.-- 藤原書店; 2005.8.
・沖縄戦全記録 / NHKスペシャル取材班著.-- 新日本出版社; 2016.5.-- (NHKスペシャル).
戦場カメラマン / 石川文洋著.-- 朝日新聞社; 1986.6.-- (朝日文庫).
・10万人を超す命を救った沖縄県知事・島田叡 / TBSテレビ報道局『生きろ』取材班著.-- ポプラ社; 2014.8.-- (ポプラ新書 ; 039).
・沖縄シュガーローフの戦い : 米海兵隊地獄の7日間 / ジェームス・H.ハラス著 ; 猿渡青児訳.-- 光人社; 2010.9.-- (光人社NF文庫 ; [しN-653]).
・最終戦争論 / 石原莞爾著.-- 中央公論新社; 2001.9.-- (中公文庫).
・失敗の本質 : 日本軍の組織論的研究 / 戸部良一[ほか]著.-- 中央公論社; 1991.8.-- (中公文庫).
・沖縄戦と心の傷 : トラウマ診療の現場から / 蟻塚亮二著.-- 大月書店; 2014.6.
・命 (ヌチ) どぅ宝・戦争と人生を語る / 石川文洋著.-- 新日本出版社; 2012.12.
・少年兵はなぜ故郷に火を放ったのか : 沖縄護郷隊の戦い / 宮本雅史著.-- KADOKAWA; 2015.5.
・カクテル・パーティー / 大城立裕著.-- 岩波書店; 2011.9.-- (岩波現代文庫 ; 文芸 ; 189).
・オキナワ終わらぬ戦争 : 闘 / 山之口貘 [ほか] 著.-- 集英社; 2012.5.-- (コレクション戦争と文学 / 浅田次郎 [ほか] 編集委員 ; 北上次郎編集協力 ; 20).
・アジア太平洋戦争 : 斃 / 太宰治 [ほか] 著 ; 浅田次郎 [ほか] 編集委員 ; 北上次郎編集協力.-- 集英社; 2011.6.-- (コレクション戦争と文学 / 浅田次郎 [ほか] 編集委員 ; 北上次郎編集協力 ; 8).
・宝島 / 真藤順丈著.-- 講談社; 2018.6.

 

2019年06月22日

中学1年「国語」の授業で、「処方図書」を行いました。

 「処方図書」とは、「こんな気分の時に読んでみては……」という本をスタッフが厳選し、くじ引きで自分に与えられた作品を読んでみる、という企画です。袋の中には、小説、新書、ノンフィクションなど、大人むけの本が3冊入っています。

 ふだんあまり本を読まない、読んでも同じ傾向の読書が続くといった生徒に、図書館から指定図書を提供することで、「本との偶然の出会いを体験してもらいたい」「読書の幅を広げてもらいたい」という願いから行いました。
 生徒は、まず、袋から取り出した3冊の本の情報を読書ノート「図書館之栞」に記録し、その後、貸出手続きをして、面白そうなものから読んでいきました。
 友達が読んでいる本を見て、「それも面白そうだね!」と互いに言う場面もあり、いつもとは少し違った国語の時間となりました。

 これを機会に、多くの知らない本との出会いを経験してもらいたいと考えています。

2019年06月11日
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