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司書室日記2017

2018年3月19日(月)
読書王表彰!
   

本日、3学期終業式が行われ、今年度の「読書王」(年間最多図書貸出者)が表彰されました。

表彰者は以下のとおりです。

高校の部:
小作 龍平君(高校1年C組) 貸出冊数:130冊

中学の部:
米田 和樹君(中学1年C組) 貸出冊数:144冊

表彰者には、賞状とともに、副賞として角田校長から推薦図書『幸福論』(ヒルティ著)、『幸せのありか』・『目には見えないけれど大切なもの』(渡辺和子著)が贈られました。

二人とも、幅広いジャンルの本を借りていき、また積極的にリクエスト制度を活用してくれました。

次年度も様々な本を読んで、自らの教養を高め、そこで得たことを他に活かしていくことを望みます。

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2018年3月12日(月)
第111回卒業式
     

3月10日に第111回卒業式が行われました。

卒業式終了後、高校3年生が挨拶に来てくれました。

中学・高校と、6年間の苦楽をともにしていた仲間とも、進学を機に離れていくことになります。

もしかしたら、これまで毎日のように会っていた友とも、なかなか会えなくなるかもしれません。

でも、聖学院に戻ってくれば、中学・高校時代のことを鮮明に思い出せるでしょう。

母校である聖学院は、いつまでも皆さんのことを待っています。

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2018年3月8日(木)
まもなく、巣立ちと出会いの季節(こんにちは、図書館です 第11話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から2月17日発行の記事を紹介します。


中学入試が終了し、2月12日には、新入生の入学準備会が行われました。


 入試期間中は、多くの受験生や保護者の方に、待合室として図書館に足を運んでいただき感謝しています。図書館で出会ったすべての方々、保護者の方も受験生も、みなさまに、心の底から春にまたお目にかかりたいと思いました。受験が終わって帰っていく背中は、大きくないはずなのに、誇らしげで、とても大きく見えました。

 大学受験を控えた高校3年生も、私立大学の入試が山場を迎え、図書館で勉強する生徒は減りました。あとは、卒業を待つばかり、という生徒も増えています。

 そして、若鳥が巣立ったあとは、小さなひよこさんたちがたくさん図書館にやってくる季節です。この学び舎は、111年の年月、巣立っていく若鳥と学びに来るひよこさんを見つめてきました。図書館の建物は、40年近く、それを見守っています。

 春に向けて、念入りにお掃除をし、設備を見直します。先日、カーテンをロールスクリーンに付け替えました。





 作業をしていると、ボランティアで手伝う生徒の輪が広がりました。偶然、居合わせた卒業生(元図書委員です)まで参加してくれました。

 「今後、何十年という単位で、このロールスクリーンはここについているよ、卒業しても見に来てね」と、生徒たちに声をかけました。手伝ってくれた生徒たちもまた、立派な若鳥として巣立っていく日が来るでしょう。

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2018年2月28日(水)
次は「パラ」!

 3月9日(金)から、いよいよパラリンピックが始まります。
 それぞれの困難を乗り越えた熱戦が繰り広げられることでしょう。

 現在、図書館では、「2018 パラリンピック・コーナー」を設置して、パラリンピックの意義や今回の競技種目、関連図書などを紹介しています。

・佐藤真海著 (2008) 『夢を跳ぶ : パラリンピック・アスリートの挑戦』岩波書店 ,
・中村太郎著 (2002.2) 『パラリンピックへの招待 : 挑戦するアスリートたち』岩波書店
・コンデックス情報研究所編著 (2016) 『パラスポーツルールブック : パラリンピックを楽しもう』 清水書院


 これを機会に、事前情報を手に入れて、世界のパラリンピック出場選手を応援しましょう!

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2018年2月23日(金)
受験シーズン、人生の選択を応援します(こんにちは図書館です 第10話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から1月20日発行の記事を紹介します。


 高校3年生はセンター試験も終わり、いよいよ受験は山場を迎えています。授業も高3は2学期で終わりです。3学期はそれぞれのペースで自習をしたり、講習や補習に参加したり、という過ごし方をします。
 赤本(受験過去問)コーナーでは10年分の過去問を取り揃えています。朝から夕方まで図書館で過ごす生徒も多く、マスクやティッシュ、ひざ掛け、手の消毒用アルコールなど、体調管理グッズも用意して、図書館は全力で受験生を応援します。


 『良い大学に入れば、人生安泰』という価値観が崩れつつある今、大学受験を闘う意味はなんだろう、と、高3生を眺めながら考えます。

 目の色を変えてひたすら勉強し、3教科・5教科といった科目のテストを受けて受験を戦い抜く生徒が、もちろん大多数です。
 ただ、大学入試も多様化している昨今、闘い方もさまざまです。推薦やAO入試は言うに及ばず、資格試験など、次を見据えて「大学受験は通りすがりの一試験、学校の定期テストとあまり変わらない位置づけ」と言い切る生徒もいます。
 目の色が変わっていると感じない生徒の中でも、自らの選択でそう過ごしている生徒は安心です。
 心配なのは、「受験とか意味わかんねー」と言いながら、漫然と受験勉強をしている生徒です。
 どうしてもそこの大学に入りたいという理由が見つかっていないのか、そもそも将来の目標が定まっていないのか。


   
ぶた館長も応援しています  センター試験「地理」で話題になった「ムー ミン」コーナーを作りました 


 受験は人生を選び取る最初の一歩。18歳で人生を選び取る、簡単じゃないと思います。
 ただ、きちんと自分で考えて選択をしていくことができるよう、たくさんの選択肢を知ることが必要です。
 そこは、本の出番、本の得意分野です。本から得たものは、人生を選択する際、必ず役に立ちます。


 ピカピカの中学1年生として入学してきたその日から、18歳で旅立つ姿を想像して本を手渡したいと思います。

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2018年2月16日(金)
食に感謝 ○○に感謝

 「男子厨房に入るべからず」なんて言葉は遠い過去のこと。

 現代に生きる男子は、自ら腕をふるって、「自分のまかないは自分で作る」を実施しましょう。

以下の本などを読んでみてください。
・弁当男子応援委員会編 (2009) 『男子弁当HANDBOOK : 弁当持参の男子応援BOOK』 ワンツーマガジン社
・五藤隆介著 (2015) 『チューブ生姜適量ではなくて1cmがいい人の理系の料理』 秀和システム ,
・ 『福沢諭吉の「何にしようか」 : 100年目の晩ごはん : レシピ集』 (2001) ワニマガジン社 ,


 自分で料理を作ると、さまざまな手順を踏んでようやく食事の用意ができることが実感できます。
 作ってくれた料理に対して、「おいしくない」とか、「まずい」なんて感想が出る前に、「作ってくれて、ありがとう!」と思えることでしょう。

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2018年2月10日(土)
国語辞書の世界

 広辞苑が10年ぶりに改訂されたことが話題になっています。

 特に、今回の改訂では「朝ドラ」「スマホ」「AED」と言った新しい言葉が加わりました。
 また、本の幅を8cm以内に収めるために、紙の厚さも調整されています。(一般的に、強度の問題から、本を作る時は厚さは8cm以内にとどめなければならないとされています



 現在、図書館では、今回、改訂された広辞苑第7版と、広辞苑にちなんだ本を並べています。

 非売品として岩波書店から頂いた『広辞苑をつくるひと』(著:三浦しをん)では、辞書の作り方、文字の作り方、イラストの描き方など、ふだん堅苦しく思われがちな国語辞典が、いかにアナログの力で作られているかが伝わってきます。

 これを機会に、辞書の世界に浸ったり、いくつかの国語辞典を読み比べてみることをオススメします。

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2018年2月6日(火)
温泉と文学

冬と言えば温泉。

現在、図書館では「温泉と文学」コーナーを設置しています。
大きな日本地図に、生徒が「自分が知っている温泉」「家族旅行で訪れたことのある温泉」を書き入れ、温泉にちなんだ本を並べています。

・松田忠徳著 (2009) 「知るほどハマル!温泉の科学 : 温泉の“癒し"にはワケがある」 技術評論社
・白水晴雄著 (1994) 「温泉のはなし」 技報堂出版
・佐々木信行著 (2013) 「温泉の科学 : 温泉を10倍楽しむための基礎知識!!」 SBクリエイティブ
・町田忍著 (2001) 「銭湯の謎」 扶桑社
等々

「今年の東京は、雪が溶けずに大変」という話題が上りますが、図書館の中で雪見風呂の世界に浸って、疲れを癒してください。

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2018年1月23日(火)
中学入試期間中の対応について

 聖学院中学校では、2月1日より始まる入学試験において、ご子息の受験の間、保護者のみなさまに図書館を開放致します。
 ご子息の試験終了まで、館内でお待ちいただくことができますので、どうぞご利用ください。

     
 講堂から出たところです この先のらせん階段をおります  図書館の入口です 


開館時間

2月1日(木)  午前8時30分 ~ 午後6時
2月2日(金)  午前8時30分 ~ 午後6時
2月3日(土)  午後3時     ~ 午後6時
2月4日(日)  午前8時30分 ~ 午前10時30分

※館内でのご飲食は、お控えいただくようお願いいたします。

 当日、館内では、以下のとりくみをビデオで紹介致します。
 
1、中1保護者むけブックトーク「男の子は宇宙人」
2、タイ研修旅行事前学習
3、図書委員による絵本の読み聞かせ
4、「震災復興 本が果たした役割」(第4回寄付講座)
 
 また、静かに待ちたい方のために、個人席もお使い頂けます。
 
 この機会に、図書館に足を運んで頂き、聖学院教育の一端をご覧頂ければ幸いです。
 ご子息が、万全の体調で試験に臨み、これまでの頑張りが十分に発揮できるようお祈り致します。

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2018年1月20日(土)
図書館のインフルエンザ対策

インフルエンザの流行期を迎えました。
図書館では、ウイルスの蔓延を防止するため、以下の対策を取っています。

1、アルコール消毒液を複数、設置しています。
2、返却された本はすべてアルコール消毒しています。
3、換気に努めています。
4、加湿器を使って湿度を一定に保っています。
5、図書館スタッフは予防接種を受けています。

特に受験期を迎える小学6年生、高校III年生の方は、うがい、手洗い、マスク着用などの対策を施し、万全の体調で本番に臨んで下さい。

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2018年1月16日(火
待つことが大切(こんにちは、図書館です 第9話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から12月12日発行の記事を紹介します。

 12月9日(土)、図書館で第4回目となる教養講座が行われました。対象は保護者、生徒、図書館関係
者です。今回は、シャンティ国際ボランティア会南相馬事務所の、古賀東彦氏にお話しいただきました。
 東日本震災の後、移動図書館で仮設施設を回り、被災地に本を届ける活動をされていた方です。

 その中で、「日頃本をよく読む人でも、本を届ければ喜んでくれるとは限らない」というお話がありました。「活字がバラバラになって入ってくる、読んでいても中身が入ってこない」と言われた、と。素人の感覚だと、支援ボランティアと言えば、できるだけ早い方がいい、という思い込みがあるが、本当に必要なタイミングは、支援を受ける人それぞれ違う。だから、出かけていって、そして待つことが大切、とのお話でした。



 図書館の教育は、「支援」という言葉のイメージがぴったりだと思います。

 生徒の読書活動を支援する、教科の調べ学習を支援する、自主学習を支援する、など。図書館でのマナ-向上などの利用者教育も、良き利用者として育っていくための支援です。支援というと、サービスに近いイメージを持たれがちですが、単純なサービスともまた違います。本の返却がなければ、いつまでも追いかけて返却を催促する、館内で騒いでいれば、根気強く注意する、など、当たり前の教育を行います。すると生徒から、「お客様サービスが足りない!先生、サービス精神ゼロ」などと言われることがあります。無理を言っても通る、という形でのサービスを受けることに慣れているのでしょう。

 でも、私たちは妥協することなくマナー教育をします。そしてこの支援も、被災地支援と同じ、支援を受ける側にとってベストのタイミングがあります。

 今、生徒の心に全く響かなくても、全く態度が改善しなくても、待つことが大切です。

 いつか、必要になるときが来るまで、根気よく支援します。

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2017年12月28日(木)
雑誌即売会の売り上げを寄付しました

  10月に開催した雑誌即売会の収益を、気仙沼にある「特定非営利活動法人 浜わらす」に寄付しました。この団体は、これまで寄付してきたシャンティ国際ボランティア会「走れ!東北」移動図書館プロジェクトが、現地のボランティアに活動を引き継いで生まれた団体で、子どもたちに自然活動体験を提供しています。今月、トークライブに出演して頂いた「走れ!東北」移動図書館プロジェクト南相馬事務所所長の古賀東彦さんともつながりのある団体です。

 被災地では、いま、「ボランティアを『受ける』ことから、『自立』したボランティアを始めよう」という形に、活動の在り方を成長させつつあります。

 生徒・保護者のみなさんからお預かりした収益をもとに、聖学院中学校高等学校図書館は、これからも東北を支援していきます。


浜わらすHPは、こちら

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2017年12月25日(月)
失敗しても大丈夫(こんにちは、図書館です 第8話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から11月30日発行の記事を紹介します。

 11月25日(土)、『男の子は宇宙人』と題して、中1保護者向けの講演会を図書館で行いました。思春期を迎える男子は、保護者、特にお母様にとっては、「宇宙人」といっても良いほど、謎の生き物になってしまいます。その嵐の前に、心の準備をしていただくための講演会です。図書館ですから、子育ての参考になる本の紹介もしました。


 そう、心の準備が大切です。「うちはまだ、宇宙人ではないから大丈夫」だと思っている保護者の方に、嵐の日々に備えて、心の引き出しをたくさん作っていただきたいのです。引き出しを作って、こっちを開けて取り出したものでダメなら、次の引き出しを開ける、それでもダメなら次…これがとても大切です。



 『こうすれば良い』という引き出しが一つだと、それがうまくいかない時に、無力感に襲われます。諦め、怒り、自己肯定感の喪失、様々なマイナス感情が生まれます。

 生徒も同じです。勉強、部活、友達関係、何かでうまくいかなかった時に、明るい気持ちで前向きに別の方法を試す、という生き方を学んでほしいです。学校では、たくさん失敗しても良いのです。失敗が許される場所です。失敗したら、別の方法を試せばよいのです。そして、別の方法をためておく引き出しをたくさん作るために、本はあるのだよ、と伝えています。

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2017年12月18日(月)
冬休みの開館時間

冬休みの開館時間は以下の通りです。

2017年12月19日(火)~22日(金) ・ 12月25日(月)~28日(木)
2018年 1月 6日(土)~
※2017年12月29日(金)~2018年1月5日(金)は学校閉鎖期間のため休館。

開館時間は、いずれも午前8時~午後5時です。


【冬休み特別貸出】
1人10冊まで(通常は5冊)。返却日は始業式(1月9日(火))となります。

【高校III年生のみなさんへ】
2018年1月6日、午前8時の新年最初の開館にあわせて、高校III年生限定、先着5名に「魁星」(中国・科挙のお札)をプレゼントします。



昨年、このお札を持って受験会場に行った先輩は、見事、第一志望の大学に合格しました。
ぶた館長への挨拶も忘れずに。「頭を撫でると、いいことがある」と言われています。

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2017年12月16日(土)
知ることから始めよう(「こんにちは、図書館です」 第7話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から11月12日発行の記事を紹介します。


 聖学院は、キリスト教ミッションスクールです。この時期は、ツリーやリースなどクリスマスの飾りが学校にあふれて、華やかな雰囲気に包まれます。11月14日に、クリスマスツリーの点火式を終えました。夕方暗くなるとイルミネーションが輝いて、帰路につく生徒をあたたかい光で送り出します。


 図書館も、クリスマスモードです。

 この時期になると、普段なかなかキリスト教に興味を持たない生徒でも、ちょっと、聖書について知ってみようと思う生徒が増えるようです。聖学院の図書館には、当然、キリスト教関係の本がたくさんあります。クリスマス近くなると、貸し出しが増えます。

   



 キリスト教の学校ですが、イスラム教や仏教の本もあります。キリスト教の神と、イスラム教が考える神は、同じです。聖書に出てくる名前は、コーランにもアラビア語になってたくさん出てきます。「アブラハム=イブラヒム」「ヨセフ=ユーセフ」「ガブリエル=ジブリール」など。イスラム教について色々な思いを持つ人が多い昨今、まず知ることが大切だという思いから、イスラム教の本も手に取ってほしいと願って、特集コーナーを作ることもあります。それが、平和への一歩だという思いです。生徒の心に、平和の種をまきます。

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2017年12月12日(火)
「震災復興 本が果たした役割」を終えて

 12月9日(土)、第4回高度教養寄付講座「震災復興 本が果たした役割」を開催しました。今回、お越しいただいたのは、「『走れ!東北』移動図書館プロジェクト」のリーダーで、シャンティ国際ボランティア会南相馬事務所所長の古賀東彦さんです。
 古賀さんは、震災直後から被災地に入り、生活支援から始まり、移動図書館車を使った被災者との交流を6年間、行ってきた団体の責任者です。

 「立ち読み、お茶のみ、お楽しみ」をモットーに、岩手県・山田町、大槌町、大船渡市、陸前高田市、宮城県・山元町、福島県・南相馬市の6カ所で、車に2000冊の本を載せ、2週間に1回のペースで本の貸出を行ったそうです。
 最初は、「本を読む気になれない」「本が好きだったのに、活字が頭に入らなくなってしまった」と言っていた人が、次第に「本を読んでいる間は現実を忘れられる」「お礼状の書き方の本が読みたい」「動物の写真集が見たい」とリクエストを出すようになってくれたお話や、「立ち寄りやすい」と同時に「立ち去りやすい」環境になるよう工夫されたお話などを伺いました。
 支援が「押しつけ」にならないよう、さまざまなことに気を配って活動されていたことが伝わりました。

       
       



 聖学院中学校高等学校図書館では、これまで、図書委員会主催の雑誌即売会での売り上げのすべてを、この移動図書館プロジェクトに寄付してきました。現地での活動は、少しずつ地元のボランティアに移管されつつあります。シャンティが撒いた種が育って、その活動を引き継いだNGOも立ち上げられました。

 図書館では、これからも震災の記憶を胸に刻み、被災地の図書館とつながっていきます。


参加者の感想
・本日のお話を聞いて、あまりニュースや新聞などで報道されない仮設住宅の現状などを知ることができました。
・古賀東彦様 貴重なお話をありがとうございました。「場」を作ることがとても大切なのだと思いました。本をきっかけに居場所や出会いが広がるというのが、とてもステキだと思います。私も、自分ができる場づくりをしていきたいと思います。図書委員の皆様、すばらしい企画をありがとうございました。
・移動図書館という活動はとても不思議だった。音楽や映画でもいろいろできるが、その中で、本での活動を選ぶという選択をした理由がわかった。
・支援の定義についてのお話が印象的でした。「押しつける」支援はやはり、望まれているものではありませんよね。
・直接お話が聞けて非常に良かったです。大事なことを考えれば、答えは自ずと見つかる、とおっしゃっていましたが、長期に渡る活動の中、大変なご苦労がおありだったと思います。
・移動図書館の話は初めて聞きました。本を手にとる人ひとりひとりがくつろげる場所になるなんて、とてもすてきな活動だと思いました。
・学校図書館にも通じることばかりでした。しかけ、借りたら返すという継続性、本というきっかけ、すべてが人をつなぐ仕組みなのだと感じました。苦しいことも多く聞いたかと思われますが、尊敬します。
・極限状態から日常を取り戻すための、よすがとして、本は大きな存在なのだなあと実感しました。
・本で人々を勇気づけることができると知った。その時に必要な本を選んでいるというのがすばらしかった。
・古賀様 とても良いお話ありがとうございました。役立ちそうなヒントがたくさんありました。
・聖学院に入ってから、「3.11」の本をよく読む機会があった。本の大切さがわかった。
・実際に行動を起こす、という精神に驚嘆するほどの思いです。私は高校1年生ですが、そのような行為が、被災した方々を助けると知っていても、どうしても足を運ぶに至らないので、本当に素晴らしいことだと思います。ありがとうございました。
・改めて本の素晴らしさが分かった。本一つだけでも地域がまとまったり、人と人とのつながりができるところに活字の本の素晴らしさがあると思う。
・もとより図書館自体は好きだった。やはりこのような活動も、本が、図書館が好きな人にとって至高の一時となりうることに共感を抱いた。
・本というものが、被災地でどのような役割を果たして、どのような意味を持っているのかを知ることができた。本が担う力はすごいものだった。
・今回の話を聞いて、本のすばらしさに感動を受けた。これから時間がある時は、ケータイではなく、本を読みたいと思う。

     


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2017年12月6日(水)
強制読書(「こんにちは、図書館です」第6話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から11月12日発行の記事を紹介します。

 11月2日・3日の記念祭(文化祭)が終わり、平常授業に戻っています。中学1年生の国語の授業では、図書館を使って、『強制読書』の授業を行いました。強制読書…ちょっと厳しい響きですが、本当は楽しい授業です。


 生徒たちは、まず、本が三冊入った袋を受け取ります。袋の中には、社会・科学・小説の3つの分野から1冊ずつ、計3冊の本が入っています。袋は福袋形式、中身を見ることはできず、くじ引きで手渡すので選ぶこともできません。開けてからのお楽しみ、「君が本をさがすのではなく、本が君を呼んでいるのよ」と声をかけて手渡しました。

 
中1 土肥 恵

中1 木戸 望詞 

中1 濱田 利駆 
 
中1 米田 和樹



 袋を開けて、本の情報をノートに書きとったら、あとは読書タイムです。 読み終わった後は、本を紹介するPOPを描きました。小さなスペースに凝縮して表現することは、意外と難しいものです。

なぜ、強制読書なのか?

 自分の好きなものだけ読むと、どうしても偏りが生まれます。多感な10代に読んでおくべき良質の書があります。それを、授業・課題という形で、図書館が提供するのです。

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2017年11月27日(月)
「男の子は宇宙人」保護者むけブックトーク

 11月25日(土)、午後3時から、毎年恒例の保護者むけブックトーク「男の子は宇宙人」を開催しました。

 今回は、限定20名として、山中裕紀子司書が、自身の子育て経験から学んだことを、本の紹介を交えて約1時間、お話ししました。

 話の間、参加されたお父さま、お母さまからは「うんうん」と頷いたり、「うちも一緒だ」といった声が聞こえたりと、和やかな時間となりました。
 ブックトーク終了後も、お互いの子育ての奮闘ぶりについての意見交換が、午後5時まで続きました。
 また、聖学院の図書館が保護者むけに貸出していることを知り、この日に貸出カードを作るお母さまも多く見られました。
 
 本校の図書館は、本の貸出だけでなく、こうした保護者との心のやりとりも大切にして、生徒の6年間の成長を見守りたいと考えています。

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2017年11月27日(月)
「図書館で実験?」 
     

 11月25日(土)、学校説明会を開催しました。
 「授業体験」では、各教科だけでなく、図書館もプログラムを用意、「下のお子さまのお預かり」と合わせて、8名の小学生に参加してもらいました

 今回のテーマは、「図書館で実験?」。

 高III・図書委員による絵本の読み聞かせに続き、児童一人一人に紙が配られ、「数字に沿って折り曲げて、6つの絵を完成させよう!」という実験に挑戦してもらいました。
 これは、非常に難易度が高く、事前に練習したスタッフも、5つめの絵までしか完成させられなかったものです。
 「授業体験」の時間内に終わらなかった児童が、説明会終了後、お母さんと共に再度、図書館に足を運んでくれて、スタッフの前で6つの絵を披露してくれる一幕もありました。

 聖学院の説明会では、毎回、入試にむけた案内の時間と同時進行で、「下のお子さまのお預かり」サービスを実施しています。

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2017年11月21日(火)
『真面目=損』から抜け出す(「こんにちは、図書館です」第5話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から10月28日発行の記事を紹介します。

 記念祭(聖学院の文化祭)前の一週間、図書委員の仕事は記念祭準備一色になります。


 今年は、一人一人が取り組んだものをまとめて展示する、という内容なので、家に持ち帰ってじっくり取り組みたい生徒、「宿題が増えるようでいやだから」と、昼休みに図書館のなかで作業をする生徒、に分かれて、それぞれのペースで取り組んでいます。

 こういう作業を始めると、必ず出てくる問題が、『真面目に取り組む生徒と、そうでない生徒の間での不公平』です。部活でもありますよね、『絶対勝ちたい武闘派』と、『楽しければいいという、まったり派』の確執。委員会では、なおさらです。

 でも、ここは教育の場。生徒主体で企画を考えていますが、武闘派もまったり派も、すべての生徒に仕事は与えます。そして、不公平感は自分たちで克服してもらいます。不平不満をぶつぶつ言いながらも、友達に怒りをぶつけることが苦手で自分でやってしまう生徒、自分の分をさっさと片付けて、晴れやかな顔で退散する生徒、など色々です。社会に出たら、好きな仕事に就いても、好きでない種類の作業も発生します。一つのチームに、一生懸命取り組む人と、そうでもない人がいるという状況は、めずらしくありません。

高I 滝山君の作品  高II 種田君の作品   コピー機も記念祭モード


 真面目にやって、褒められる。真面目にやって、達成感を味わう。真面目にやって、誰かに喜ばれる。不真面目にやって、ちょっと後ろめたい気持ちになる。不真面目にやって、先輩におこられる。不真面目にやって、友達に文句を言われる。

 すべて、経験しながら、自分流を作っていく、教育の場です。

 もちろん、私たちは、押し付けることなく、でも「真面目に取り組んでよかった」あるいは「もっと頑張ればよかった」と思わせるよう、声のかけ方、結果の見せ方を考えています。『真面目=損』だと考えている生徒がいるとすれば、一歩抜け出してほしいと、日々頭を悩ませています。真面目に、一生懸命に。

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2017年11月17日(金)
一人一人、みています(「こんにちは、図書館です」第4話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から10月24日発行の記事を紹介します。


 図書館では、MOTTAINAI精神を大切にし、売上金を寄付できる、という一石二鳥のイベント『雑誌即売会』を毎年行っています。


 毎年、販売前から生徒は列を作って楽しみに待っています。お小遣いを用意して、お目当ての雑誌を手に入れた生徒は、満足そうでした。今年は全校授業参観に合わせて行われたので、保護者の方にも楽しんでいただけました。



 実は、今の司書教諭が図書館担当になってから、図書館ではサブカルチャーを取り扱う雑誌やライトノベルは、置かない方針をとっています。そのため、雑誌も、生徒にとっては少々地味な品揃えとなりました。

 それでも、雑誌販売は盛況。普段の来館者も貸し出し冊数も順調に増えています。司書は、「ライトノベルを置かなくなったことで来館者が減るのでは」という危機感と常に戦っていました。
 そのため、ライトノベル作品の名をあげて「ありますか?」と聞く生徒に、「残念ながら図書館には、ないの。君たちがお小遣いで買わないだろうけど、ぜひ読んでほしい、と思う本を優先して買っているから。でもね、それが好きなら、これがおススメ。」と、会話をしながら文芸作品を薦めています。

 公共図書館では、個人の読書傾向の自由と秘密を守るため、個別に本を薦めることはありません。でも、聖学院では積極的に声をかけて、個別に本を薦めています。生徒から逆に薦められて、こちらの読書の幅が広がることもあります。

 「君には、これがお薦め」と本を手渡すと、思いのほかうれしそうな笑顔が見られます。学校図書館では、一人一人、みているよ、というメッセージが大切なのだと感じます。

 ご家庭でも同じだと思います。「子どもが読んでいる本に、興味を示してあげてください。そして、同じ本を読んでみていただけるといいですね」と保護者にはお話ししています。見ているよ、というメッセージが大切なのです。

 雑誌販売、親子で訪れる姿も見られました。また、大量の雑誌を抱えて会計にやってきた生徒に「お小遣い、大丈夫?」と声をかけたところ、「売り上げは、寄付だから」と、にっこり返してくれる生徒もいました。聖学院で大切にしているキリスト教の心が、ゆっくりと浸透しているとしたら、うれしいことですね。

 売り上げは、東北大震災の被災地で図書館活動をしている団体に贈ります。

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2017年11月15日(水)
種をまく(「こんにちは、図書館です」第3話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から10月14日発行の記事を紹介します。


 今年のノーベル文学賞は日本にルーツのある方の受賞とあって、今、カズオ・イシグロさんの本は書店での入手が困難なようですね。


 図書館では、英語・日本語(翻訳)、それぞれ3タイトル持っていたので、緊急特集コーナーを設置しています。早速貸し出しがあり、残りわずかですが…。
 聖学院の図書館には、英語の本が約900冊あります。生徒のリクエストにも応えて毎年着々と買っているので、1000冊を超える日も近いでしょう。読み終わった本を寄贈してくれる生徒もいます。

 速読は学習手段としてとても効果があると感じているので、ぜひ応援したいと考えています。『速読クラブ』のような集会を図書館で持ちたい、という司書の野望もあります。しかし、生徒にとっては、英語の本を読むというのは、敷居が高いようですね。帰国生や英語が得意な一部の生徒を除いては、熱心に声をかけ続けても、なかなか反応が薄いです。それどころか、「だいたい英語を勉強する意味がわからない、外国とか興味ないし、行く予定もないし。」と言い出す生徒も。

 それでも、図書館は、帰国生のためだけではなく、やさしい絵本からカズオ・イシグロさんの本のような文芸書まで、さまざまな本をそろえて、根気強く声をかけ続けます。




なぜでしょう。

種をまくのです。


 学校図書館は、最初から本が好きな生徒だけの居場所ではありません。そうでない生徒にも、本を手渡し、図書館で情報を得る手段を学び、それが習慣となるよう支援する、教育の場なのです。だから、私たちは根気強く種をまきます。
「イシグロさんって、長崎出身なんだって、お父さんと一緒」「へー」「今度おじいちゃんの家行ったら、会うかも」「すげー」本を手に取らずに、特集コーナーの前でこんな会話をしている中学生、それだけでも十分なのです。遠い将来、色々なことがつながって、豊かな人生になることを願って、私たちは種をまき続けます。

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2017年11月9日(木)
「本が君たちを選ぶ」 中1処方図書

 11月6日(月)・7日(火)の2日間、中学1年生の国語の時間を利用して、本の福袋「処方図書」を実施しました。
 生徒は図書館に入ると、まず、くじを引いて着席します。
 その後、くじの番号に従って、3冊の本が入った袋を受け取ります。
 袋を開けたら「読書ノート」に奥付の情報を記録。あとは、静かに読書に入ります。

   
     


 これは、「自分が読みたい本を選んで読む」ことから、「本が君たちを選ぶ」という新たな出会いを目的として行うものです。
 来週の授業では、自分に与えられた3冊の本について、友達に口頭で紹介する時間を取ります。

 あえて生徒の趣味、志向を考慮せず、スタッフが中学1年生のために選んだ本を読んでもらう。こうして生徒の読書の幅を広げていくことも、学校図書館の重要な役割です。

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2017年10月31日(火)
家族で集う場所としての図書館 (「こんにちは、図書館です」 第2話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から10月7日発行の記事を紹介します。


 10月7日(土)は、全校授業参観でした。
 参観中も参観後も、多数の保護者の方に立ち寄っていただきました。参観後、小さな妹や弟も一緒に、家族全員で帰っていく生徒の姿も見られました。

 聖学院の図書館は、すべての学校関係者に常に開放されています。

 保護者は、生徒とは別に自分のカードを作成して、本を借りることができます。保護者向けの利用案内も作成し、男の子の育て方のヒントとなるような保護者向けの本のコーナーも設置しています。また、新入学の中1の学年通信で、図書館で待ち合わせをすることを呼び掛けています。図書館で待ち合わせをすれば、生徒は強制的に図書館に立ち寄ることになり、本を読んだり勉強をしたりしながら、保護者を待つことになります。保護者が待つことになっても、新聞や雑誌、お弁当の本も置いてあるので、待ち時間に苦痛はないでしょう。思春期の息子と一緒に、てくてく歩いて、部活や友達のこと、先生のことなどを話しながら帰ってほしいという願いもあります。

 これらはサービスの一環でもありますが、それ以上に、家族で読書をする環境を育ててほしいというメッセージでもあります。
 そして何より、大人が学び続ける姿を見せることが、生徒への教育でもあるのです。

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2017年10月28日(土)
必ず活躍の場があります (「こんにちは、図書館です」 第1話)

本校では、中学受験ポータルサイト「インターエデュ」において、図書館の様子を紹介する記事を連載しています。
これは、本校の生徒・保護者だけでなく、多くの受験生やその保護者、教育関係の方に、図書館の日常を知ってもらうことで、パンフレットではわからない聖学院の文化を届けることを目的としています。今回は、その中から9月30日発行の記事を紹介します。


こんにちは、図書館です。

 聖学院では、図書委員だけではなく、『図書館サポーター』というボランティアが毎日活躍しています。

 先日の説明会でも、サポーターたちが大活躍してくれました。
聖学院の説明会では、保護者が説明を聞いている間、受験生の兄弟姉妹など小学生・幼児のみなさんに図書館で過ごしていただくプログラムを行っています。

そこで、サポーターたちの出番です!

   
読み聞かせをする、中2 市川君   小学生に折り紙を教える、中2 高瀬君



 図書委員は、各クラスから2名、ホームルームで年度の始めに決めます。しかし、ずっと図書委員を続けたかったのに、3名以上希望者がいた、国語が得意なわけでもなく読書好きというわけでもないので、手を挙げにくかった…などという生徒が必ずいます。
 そういう生徒に図書館で活躍してもらうために、どうすれば良いのか考えた末、『図書館サポーター』というボランティアを募ることにしました。

 自ら志願する生徒だけではなく、いつも図書館に来ているけれども、何をするでもなくぶらぶら、という生徒に目をつけて、司書が誘うこともしばしばです。

 そんな中から、「図書館で誰かの役に立つことが楽しくて仕方がない!」という生徒が育ちつつあります。

 「誰かの役に立つことができた」という経験が、次は「自ら誰かのために働いてみよう」という気持ちを育てます。小さなお子さんのお預かりは、『家族で図書館を使う文化をご家庭に育ててほしい』という願いから始めたのですが、『新たな生徒の活躍の場』という、うれしい副産物も生まれました。

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2017年10月14日(土)
雑誌即売会を開催!

 10月7日(土)放課後、毎年恒例の雑誌即売会を開催しました。

 今回は、やや硬質の、大人が楽しめる雑誌も揃え、授業参観日に合わせて開催することで、購買層の拡大を図りました。
 当日は、多くの生徒・保護者がお目当ての雑誌を求め来館し、大きな袋いっぱいに入れて持ち帰る姿が見られました。

 今回の収益、15500円は、全額、東日本大震災の図書館活動に寄付させて頂きます。

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2017年10月6日(金)
祝 ノーベル文学賞!

 日系イギリス人作家で長崎県出身のカズオ・イシグロさんが、ノーベル文学賞を受賞しました。
 カズオ・イシグロさんは「人間の記憶」をテーマに文学活動を広げられてきた方で、昨年本校で朗読会をして頂いた柴田元幸さん(東京大学名誉教授)とも深い親交のある方です。柴田元幸さんのCDブック「ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち 」では、イシグロさんとの間で「作家における声の問題」についてのやりとりが描かれています。

 受賞発表後、都内の書店には本を求める人が殺到し、追加注文が相次いでいるという報道も見受けられますが、本校図書館では、既にイシグロさんの作品を5点所蔵しており、今回の受賞を受けて、特設コーナーを設置しました。
 これを機会に、イシグロさんの世界に触れ、「なぜ彼の作品が世界で広く読まれているのか」考えてみてはいかがでしょうか。

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2017年10月6日(金)
「走れ!東北 移動図書館プロジェクト」活動報告会 先行予約について

 図書館では12月9日(土)午後1時より「高度教養寄付講座第4回 『走れ!東北』シャンティ国際ボランティア会 移動図書館プロジェクト活動報告会」を開催します。

 2011年の東日本大震災発生以降、車に本を積んで被災地をまわり、本の貸出だけでなく、被災者との心のやりとりを行ってきたシャンティの古賀東彦さんをお招きして、スライドを見ながら、現地の復興の様子や、実際に地元に足を踏み入れたからこそわかるエピソードをお聞きする会です。

 チケットの配布は11月1日(水)を予定していますが、このたび先行予約を受け付けることにしました。
 観覧をご希望の方は、カウンターでお申し込み下さい。チケット番号をお伝えし、お取り置きします。ご子息を通してのチケットのお取り置きも可能です。

詳細はこちら

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2017年10月4日(水)
雑誌即売会のお知らせ


 図書館では10月7日(土)の授業参観日に合わせて、雑誌の即売会を行います。
 当日、午後1時から、館内の一部を使って開催しますので、保護者の来館をお待ちしています。売り上げは、すべて東北の震災復興のために寄付します。

 また、本校の図書館では、保護者への図書貸出も行っていますので、まだ登録をお済ませでない方は、利用カードの作成も受け付けます。

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2017年9月20日(水)
9月16日(土)学校説明会クラブ体験dayが開催されました
     
     
     

 図書館では、学校説明会において、「下のお子さまのお預かりサービス」を行なっています。
 9月16日の学校説明会では、10名のお子さまを図書館に案内し、図書委員生徒による絵本の読み聞かせと、秋にちなんで「きのこ」をモチーフにした本のしおり作りを行いました。

 次回の学校説明会授業体験・クラブ体験は11月25日(土)を予定しております。

 「下のお子さまのお預かりサービス」は、説明会当日にお配りする申し込み用紙で受け付けます。
 事前予約は不要ですので、説明会にお越しの際には、お気軽にお申込み下さい。

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2017年9月19日(火)
新しい館内マップを作りました

  図書館には、月別の特集コーナーや音読エリア、ノート大賞や生徒のポップ作品など、さまざまな空間・展示があります。

 そうした館内のマップを新しくしました。

 図書館スタッフと図書委員による手作りのマップを頼りに、館内を探索して下さい。

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2017年9月15日(金)
電子掲示板を設置しました

 図書館では、館内に電子掲示板を設置しました。

 週ごとのおすすめ本の紹介や図書館サービス情報のほか、最新ニュース、電車運行情報、気象情報、雨雲レーダーなどがご覧頂けます。
 今年の3月に卒業した高III・中3学年から記念品として寄贈されたディスプレイを使用しています。

 お立ち寄りの際には、ぜひご覧下さい。

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2017年9月11日(月)
111年前の今日
     

 聖学院中学校が文部省(現・文部科学省)からの認可を受け、授業を開始したのは1906年(明治39年)9月11日のことです。
 当時の日本は、日露戦争が終わった直後で「戦勝国」でありながら、その成果が期待通りに得られず、国民の不満が政治や西洋社会に向かっていた時代でした。
 このことは、本校の開校にも少なからぬ影響を及ぼし、1906年4月の「日誌」では、既に使用教科書の手配が完了していたにも関わらす、文部省からの開校許可がなかなか下りない状況でした。
 そうした苦難を乗り越えて、ようやく9月に入り入学試験を実施。授業式が執り行われました。

九月一日  晴 開校
九月三日  晴 教員會
九月五日  晴 入學試験ヲ施行ス
        受驗者 第一學年 十名
            第二學年 八名
九月六日  曇小雨 入學試験續行
      後 晴
九月七日  晴   入學試験成績発表ヲナス
          許可セシモノ 第一學年 八名
                 第二學年 八名
九月八日  晴
九月九日  〃
九月十日  晴 入學許可生入學手續ヲナス
九月十一日 雨 授業式ヲ行フ
        午前九時職員、生徒着席、
        校長訓示的ノ演説アリ、終リテ設立者
        ガイ氏一場ノ演説ヲナス
九月十二日 雨 午前八時三十分ヨリ授業開始
        平野講師(※1)欠席 午後出席
        本日門標ヲ緑川先生(※2)ニ依頼ス
九月十三日 雨 本月一日開校ノ旨届出ヲナス
        本日緑川氏へ謝礼ヲナス
        本日規則改正印刷出来上リ貼付ヲナス

※1 平野講師……平野秀雄。英語教師
※2 緑川先生……緑川幸則。国語教師。王羲之の流派を汲む書家でもあった。

 それから111年。

 聖学院は、「神を仰ぎ人に仕える」という建学の精神を、いまもなお堅持しています。

 開校当時の様子を記した日誌と、明治45年に聖学院中学校を卒業された關本勇治氏の卒業証書を紹介します。

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2017年8月31日(木)
多磨全生園・ハンセン病資料館訪問

 8月29日(火)、本校図書館と聖学院大学ボランティアセンターとの共催で、国立ハンセン病資料館と多磨全生園への見学会を行いました。

 ハンセン病は昔、「らい病」と呼ばれ、聖書や日本書紀にも記載があるほど、古代から恐れられていた病気でした。
 しかし、ハンセン病の原因菌である「らい菌」は感染力が弱く、現代の日本のような栄養状態が良く衛生的な社会では、感染・発病することはきわめてまれです。
 しかも、「プロミン」を始めとするハンセン病に有効な治療薬が開発され、治療法は確立されています。

 ところが、有効な治療法が広く行われるようになった1950年代以降も日本はハンセン病の隔離政策を続け、1996年のらい予防法の廃止まで、多磨全生園を始めとする全国各地の療養所へのハンセン病患者の隔離が続きました。

 らい予防法は廃止されたものの、ハンセン病に対する偏見、差別は未だに無くなったとは言えません。

 今回の訪問で、私たちがハンセン病以外でも、理由なき偏見や差別を行っていないか、気づくきっかけになれば、と思います。

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2017年8月24日(木)
学校図書館スタンプラリーを開催しました
     

 都内の学校31校が、外部の方に図書館を開放する「第6回東京学校図書館スタンプラリー」を、8月23日(水)・24日(木)の両日、本校で開催しました。

 両日とも、他校の図書館の先生や受験生親子、出版社の方など多くのお客さまにお越しいただき、館内紹介や図書館クイズのほか、図書委員による絵本の読み聞かせなど、本校図書館特有の雰囲気を味わっていただくひとときを持てました。

 また、「図書館体操ってなに?」「なぜ、ぶたさんが館長なの?」といった質問や、「男子高校生による絵本の読み聞かせは新鮮でした」「男子校にしては中学生と高校生がフレンドリーに会話していますね」「いろいろな先生方が図書館活動に協力していることが伝わってきました」といった感想をいただきました。

 両日、お越しいただいたみなさまに、心より感謝申し上げます。

2017年7月28日(金)
第6回東京学校図書館スタンプラリー






「東京 学校図書館スタンプラリー」は、都内の学校図書館が夏休みを利用してお互いの図書館を訪問したり、受験をお考えの方に図書館を知っていただくために、趣向を凝らした企画で、図書館を開放するイベントです。

日時  8月23日(水)、24日(木) 10時~14時


当日は、図書委員有志による
・図書館クイズ
・本探しゲーム
・絵本の読み聞かせ
を行います。

本校の生徒はもちろん、他校のみなさん、保護者の皆様、学校図書館関係者の来館をお待ちしております。

なお、当日17:00まで開館しています。
「14:00までに聖学院へ行けない!」という方も、見学であれば17:00まで受け付けます。

2017年7月26日(水)
図書館があつい! 
「すずしいな~」  「なにかはいってるよ!」  「つめたあい!」 
     
「すいぶんほきゅうしてね!」  「こわいおはなし、いや!」 「なんだこれ?」 


エアコンが効かない暑さの中で読書を愉しみ、勉強に集中してみませんか?

聖学院中学校高等学校は、今年の夏休みを使って校舎内の空調工事を実施します。
図書館のエアコンも停止してしまう期間があります。
本来、学校の中で最も涼しい環境であるはずの図書館で、汗をかきながら本を読んだり、勉強に取り組んだりすることで、今年の夏を忘れがたい記憶に残してみてはいかがでしょう。
図書館ではエアコン停止という不便な環境をあえて楽しむ機会ととらえ、涼しい空間を演出します。

【期間】2017年8月3日(木)〜4日(金)、7日(月)〜9日(水) 午前9時〜午後5時

【対応手段】
1、氷柱の設置
2、窓開放、扇風機の設置
3、水分補給用ペットボトルの持ち込み解禁
4、つくばい展示
5、滝の映像配信
6、背筋が凍る怪談コーナー設置
7、電子機器の接続制限

【留意事項】
1、利用者の安全を守るため、当日の気温、湿度の状況によって臨時休館する場合があります。その場合、当日9時までに図書館HPにてお知らせします。
2、定時に熱中症チェッカーを使って、WBGT値を計測します。
3、午前中開館しても、その後の気温の上昇によっては、スタッフの判断により午後臨時休館することがあります。
4、食欲不振、睡眠不足、体調不良の方の利用はご遠慮願います。
5、気分が悪くなる前にお帰り下さい。
6、スタッフが館内巡回をした上で、利用者の顔色がすぐれない場合は退館を促すことがあります。

※尚、夏休みでも8月17日(木)〜29日(火)については、空調工事が完了するため、エアコンが効いた快適な環境で利用できます。

2017年7月12日(水)
図書館主催高度教養寄付講座第3回の報告
     

 7月8日(土)図書館において、映画「新地町の漁師たち」(監督 山田徹 音楽 3日満月)の上映会を開催しました。

 この映画は、福島県の北端にある新地町の漁師たちが、東日本大震災の被害に立ち向かう様を描いたドキュメンタリーです。

 この日、会場には約40名が集まり、最初に図書委員生徒が新地町についての解説を行ない、その後、映画を鑑賞しました。作中に出てくる「俺たちはいつでも漁に出られるのに、現実には漁に出られない」という言葉が重く響きます。

 上映後、感想や山田監督へのメッセージを記入する時間を取り、同時に、館内に設置した被災地レポートや震災コーナーを自由に見てまわる時間を設けました。帰りに震災に関する本を借りる保護者もおられました。

 いろいろな災害報道が流れる中、あの震災を心に覚え、行動に移すことの意味を改めて認識させられます。


以下に、観覧者の感想をいくつか紹介します。

・福島県をはじめ、被災された方々が少しでも納得のいく将来が得られるよう願っています。
・たくさんの葛藤があることをこの映画が教えてくれました。
・反省させられる。考えさせられる。東京在住の私たちにとって人ごとにならないよう戒めていきたい。
・漁師さんの熱い思い、海を大切にしている思いが伝わってきました。
・この問題は時間がかかります。続編を作ってください。

 尚、図書館では12月9日(土)、高度教養寄付講座第4回として「震災復興~本が果たした役割~」と題して、(公社)シャンティ国際ボランティア会「走れ東北! 移動図書館プロジェクト」南相馬事務所所長 古賀東彦さんの活動報告会を開催致します。

チケットは11月1日の配布を予定しています。

2017年6月24日(土)
ネットは町の交差点

 毎年6月に行われているネット教育プログラムとして、今年も、図書館司書が生徒にむけて「インターネットやスマートフォンを使用する上での注意点」について講演しました。

中島秀男司書から

  • スマホを使い過ぎない
  • 個人情報流出に注意する
  • トラブルの元凶になる悪口や嘘の投稿をしない
  • 違法ダウンロードをしない

など、中学生が巻き込まれやすいトラブルの実例を挙げて、ネットの危険性を説明しました。

 終了後、生徒には「友達がスマホ依存になりそうです。あなたならどんなアドバイスをかけますか?」という質問に答えてもらいました。

以下に、そのいくつかを紹介します。

  • 「生活は大丈夫なのか?」と声掛けする
  • 「今と未来、どちらを取るんだ?」と問う
  • 「昔の君に戻るべきだ!」と説得する


 本校では、校内での携帯電話・スマートフォンの使用を禁止しています。また、生徒会も「夜10時を過ぎての使用は控えよう!」という運動を行っています。

 この講演を通して、ご家庭でもいま一度、インターネットやスマートフォンの功罪について、話し合う機会を持って頂ければと思います。
 その一助として、現在、館内では「SNS活用について」のコーナーを設置しています。

2017年6月7日(水)
高度教養寄付講座第3回 映画「新地町の漁師たち」上映会のお知らせ

 聖学院中学校高等学校図書館では、昨年度実施した「柴田元幸×3日満月 朗読会」、「川端裕人トークライブ 文系? 理系? それって……」に続く企画として、「高度教養寄付講座第3回 映画『新地町の漁師たち』上映会」を開催致します。

 今回、上映する「新地町の漁師たち」(監督 山田徹 音楽 3日満月)は、震災から4年半が経った福島県新地町の漁師たちが、「復興」という一致した目標を持つものの、それぞれの考え方の違いに直面し、「答えが定まらない問い」を前に、どのようにして日々を生きているのかについて、漁師へのインタビューや漁協での話し合いの様子をもとに問題提起したドキュメンタリーです。音楽ユニット「3日満月」の佐藤公哉さん、権頭真由さんによるBGMが、映画にふくらみを持たせています。

 観覧を希望される方は、事前に図書館カウンターにてチケット(無料)をお受け取り下さい。ご子息を通しての受け取りも可能です。

 尚、チケットの配布は先着50名とさせて頂きます。



 図書館主催 高度教養寄付講座第3回 映画「新地町の漁師たち」上映会

日  時:2017年7月8日(土)
      開場 午後12時30分 
      開演 午後1時 上映時間92分

対  象:生徒・保護者・教職員・図書館関係者

会  場:聖学院中学校高等学校図書館

チケット:6月10日(土)より、図書館カウンターにて随時配布
     (先着50名限定)。無料。

※会場設営の都合上、チケット配布の際、ご子息のクラス、番号(所属)、お名前を伺います。


2017年6月6日(火)
中1「処方図書」
     

 中学1年「国語」の授業で、「処方図書」を行いました。
 「処方図書」とは、「こんな気分の時に読んでみては……」という本をスタッフが厳選し、くじ引きで自分に与えられた本を読んでみる、という企画です。袋の中には、小説、新書、ノンフィクションなど、大人むけの本が3冊入っています。

 ふだんあまり本を読まない、読んでも同じ傾向の読書が続くといった生徒に、こちらから本を提供することで、「本との偶然の出会い」を体験してもらうことを意図して行いました。
 生徒は、まず、袋から取り出した3冊の本の情報を読書ノートに記録し、その後、貸出手続きをして、面白そうなものから読んでいきました。
 友達が読んでいる本を見て、「それも面白そうだね!」と互いに言う場面もあり、いつもとは少し違った国語の時間となりました。

 これを機会に、多くの知らない本との出会いを経験してもらいたいと考えています。

2017年4月25日(火)
中学1年 図書館の授業

 4月24日(月)、25日(火)の両日、中学1年生は「国語2」の授業で図書館の利用法、本の調べ方についてのガイダンスを受けました。
 図書館で受けられる各種サービスや利用時のマナーについて学んだ後、1人1冊、指定された本を書棚から探し、貸出手続きをしてその情報をプリントに書き込む体験をしました。
 これを機会に、小学校時代とは一味違った読書の世界を味わってもらいたいと思います。

 本校の図書館は毎日、朝7時30分~夕方18時30分まで11時間、開館しています。
 自分のクラスの教室と同時に、図書館が、やすらぎの場、学習の場、出会いの場となることを願います。

2017年4月3日(月)
"Only One! One for All! Best One!"


いよいよ2017年度が始まります。
今年は聖学院にとって創立111周年を迎える年となります。

 図書館では、今年のテーマを"Only One! One for All! Best One!" としました。
“Only One!”には、「皆にとって唯一無二の君であれ!」
“One for All!”には、「すべての人にとってかけがえのない君であれ!」
“Best One!”には、「ここが君にとって最上の場所であれ!」
という期待を込めています。

聖学院に集うすべての者が、かけがえのない存在であり、常に向上心を持って、自分のいる場を自分の力で安心した環境にしていけるよう、この1年間、がんばっていきましょう。