今年は平和な年になることを願って、2021年度、スタートです。
新たな試みとして、図書館でSNSを始めます。フォローをしてくださいね。
桜、入学式には散ってしまうなあ…眩しい青葉が新入生をお迎えします。
本年度もよろしくお願いいたします。

国語の時間を使って中学1年生・高校1年生の図書館ガイダンスを行いました。
中学1年生は、主に図書館の使い方を学び、実際に本を借りる体験をしました。
「本との出会いが人生を変えることもある」という国語科、島立先生の言葉を胸に、司書が選んだ本をくじで引き当て、1人2冊借りて帰ります。「自分では選ぶことのなかった本と出会ってもらいたい」という、図書館スタッフの願いが込められた企画です。
君が本を選ぶのではなく、本が君を選んだのです。
高校1年生は、資料の探しかたを学びました。
2020年度から本校では1人1台ののデジタルデバイスを持参し、授業で使っています。ガイダンスでは、デバイスを使って、資料検索の実習です。論文の検索も体験しました。
検索ワードを工夫する(変えてみる)だけで、結果は異なる…面白いですね。
情報を集める達人になってください!
図書館からの推薦本も更新しました
高校3年生の『総合』の授業は、教科の枠を越えた様々な企画を教師が用意し、生徒は好きなものを選んで参加するスタイルです。
今学期は「樹木について調べ、発表する」というプロジェクトが図書館で行われています。
数学科・本橋先生の授業です。
樹木について自由に調べるというシンプルなお題ですが、「日本に桜並木が多いのは、桜の木を植樹することによって地盤を強固にするという目的があったため」という説に目をつけて掘り下げて調べようとする生徒、木にまつわる神話を探そうとする生徒、など、切り口は多種多様です。
まず自分の切り口を見つける段階で意外と苦戦している生徒も多く、大学に入る前に「自ら仮説をたてて課題をみつける」という大学での学び方を少し経験できる、良い機会になります。受験とは直接関係ないようにみえる学びにチャレンジする時間は、高3の生徒にとっては、ちょっとリラックスできる貴重な時間でもあります。
図書館からの推薦本も更新しました。
高校1年生 Global Innovation Classの授業、
「仮説をたてて本を読む」練習です。
自分で選んで持ってきた本と『関連のある本』をあと2冊探し出し、共通のキーワードを見つけて、それをもとに3冊まとめて紹介するPOPを作ることが目標です。
本の表題や裏表紙などについている紹介文をもとに、内容を予測しながら読み進めます。そして共通するキーワードを探します。キーワードを念頭において本を探すという、逆の方法もあります。アプローチの仕方は一つではありません。
Global Innovation Class は、学校独自の設定科目として「イマージョン」「STEAM」「プロジェクト」を設置し、教科を横断した学びの土台としてリベラルアーツを学ぶ、高校の新設置クラスです。
今後、図書館の資料を使った授業も増えていくことでしょう。
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高校2年生の生徒が、高校生直木賞 に参加しました。
この賞は、「高校生の視点で直木賞作品を選ぶ」というもので、今年は全国から32校の代表がZOOMで集まって会議をしました。
まず、自分たちの学校としての推薦図書を決め、それをもとに全国の代表者と議論を深めます。
本校では四人の高校2年生が候補作5冊を2月から約3か月かけてじっくり読み、議論を重ねて自分たちとしての候補作を決定しました。
3時間を超える議論の末、投票の結果、2作がまったく同点となりました。高校生直木賞初の、2作同時受賞となりました。
最後は受賞した作品の著者・編集者の方もZOOMで参加して下さり、感想をいただきました。
今後、受賞作が書店に並ぶ際には、帯に「高校生直木賞受賞作」と書かれるほど、注目度の高い賞です。
受賞作、読んでみてくださいね!
『オルタネート』 加藤シゲアキ作
『雲を紡ぐ』 伊吹有喜作
夏も近づき…
図書館からの推薦本も更新しました。
去年は中止になってしまった古雑誌販売会。
今年はオンラインでの実施を模索し、高校・中学の委員長・副委員長が1からアイディアを出し合って実施にこぎつけました。販売当日の混雑を避けるため、どのように実施すればよいのか、頭を悩ませました。
編み出した方法は、実物を見てもらう期間を設けつつ、実際の注文はオンライン上のフォームで行い、希望がかぶってしまった雑誌については抽選で購入者を決める、という方式。価格を決めることから始まり、フォームを作る、抽選アプリを使って厳正な抽選を行う、などすべての過程を自分たちの力で作りあげました。
収益金は公益法人シャンティ国際ボランティア会(主に東南アジアで図書館活動や学校建設活動を行っている団体)に寄付をします。
図書館からの推薦本も更新しました
広島に原爆が投下された直後に、陸軍の命令により現地の記録写真を撮った写真家のご子息から資料の提供を受け、2019年度に図書館で企画展示を行ったことがありました。そのご縁で、戦争と平和について学ぶ有志の活動が始まりました。
NHKの企画、「#あちこちのすずさん」キャンペーンとのタイアップで取材を受けるなど、活動の幅は広がりました。映画『この世界の片隅に』(2016年製作/監督 片渕須直/原作 こうの史代)の 主人公・すずさんのような、戦時中でも毎日を懸命に暮らしていた人たちを探して、#(ハッシュタグ)でつなげていこうというキャンペーンです。
去年は、今の高校3年生が活動の中心メンバーでしたが、後輩たちにバトンを繋いで、活動を続けています。
今日はNHKから継続取材を受けました。
今後、どのような形になっていくのか、楽しみですね。
デジタルアーカイブスに「昭和9年のキリスト教修養会キャンプ(パンフレット・議事録)」の記事を追加しました。
ご覧になるには、こちらをクリックしてください。
図書館での平和学習がNHKから継続的に取材を受けていましたが、この度、一つの番組として放送されることになりました。
8月9日(月)18:55〜18:25、NHK-Eテレ「沼にハマってきいてみた」
10代のゲームクリエイターと一緒に戦時下の日常生活を追体験するオンラインゲームを作りました。
オンラインでのミーティング、図書館でのリアルのミーティングを重ねて、設定やストーリー、タイトルも話し合いにより決定。 「こういうことをゲームにしてもいいのか?」「そもそも、ゲームって自分たちにとって何なのか?」といった討論を重ねることを通して、「若い世代が戦争のことを身近に語れる空間作り」をスタートさせました。
また、片渕須直監督の映画『この世界の片隅に』の登場人物すずさんのように、戦時中懸命に生きてきた人達のエピソードを語り継いでいくというNHKの活動、#あちこちのすずさん
にも、継続的に参加しています。こちらは 8月12日(木)19:30〜20:42、NHK総合 「#あちこちのすずさんスペシャル」でも一部取り上げられる予定です。
感染状況も落ち着き、生徒は全員登校となり、図書館での授業も復活です!
高校3年の総合の授業と高校GIC(グローバルイノベーションクラス)のプロジェクト授業で、新しいデジタルサービス
「朝日けんさくくん」(新聞記事データベース)
「ジャパンナレッジ」(辞書・辞典・統計データベース)
の使い方の説明を行いました。
「朝日けんさくくん」は過去の新聞記事が1985年以降、「聞蔵」では1945年以降の新聞記事が見られるので、自分や家族のお誕生日新聞を見ることができます。また、沖縄以外の地方版も収録しているので、住んでいる地域以外の地域のニュースを読むことができます。新聞だけではなく、週刊朝日やAERAの記事も掲載しています。学校内だけで利用できます。
「ジャパンナレッジ」は辞書・辞典のデータベースです。引くのが大変な百科事典なども、検索ワードを入れるだけ、「ググる」感覚で利用できて大変便利です。統計資料や、歴史や化学など社会・理科分野の辞典も収録されているので、レポートの作成にとても便利です。辞典類だけでなく、岩波新書やブルーバックスなど読み物も収録されています。こちらは学校で使用しているGoogleアカウントでログインできるので、家からでも使うことができます。
活用してください。
図書館からの推薦本も更新しました。
今年の記念祭(本校の文化祭)は、リアル展示とオンライン、両方での開催となります。
今日から2日間は、リアル展示の準備日です。作業を担当する生徒がまず今日の手順の打ち合わせを行いました。
準備日の作業に先立ち、昨日は図書委員会を久しぶりに開催し、役割や展示内容の確認も行いました。図書委員会の開催も感染症対策のため集まることはできない日々が続き、オンラインでのやり取りだけだったので、今年度最初以来やっと2回目となります。
リアル展示の見学は本校生徒のみとなります。図書館のインスタグラムとツイッターで様子をお伝えします。記念祭開催日(11月2日~3日)以降、上のSNSボタンから、のぞいてみてください。
図書館からの推薦本も更新しました。
※撮影時のみマスクを外しています
1945年8月6日、広島に原子爆弾が投下された際、軍の命令により罹災者の被害状況を写真に記録するよう命じられた兵士がいました。陸軍写真班の尾糠政美さん(当時24歳)です。尾糠さんは、火傷で苦しむ市井の人々にファインダーを向け、「申し訳ない」と涙を流しながらシャッターを押し続けました。尾糠さんご自身も、原爆により母親を失っています。戦争が終わり、撮影した写真の多くはGHQの指示で焼却処分されました。しかし、尾糠さんは、真実を後世に残そうと写真の一部をこっそり自分の手元に残しておきました。
それから74年後の2019年、尾糠さんの三男・清司さんが、その写真を持って本校図書館を訪ねて来られ、父・政美さんが遺した写真を寄贈して下さいました。
これらの資料を展示したことがきっかけとなり、図書館では平和学習が様々な取り組みへと広がりを見せながら続いています。
その様子を、尾糠さんが見に来てくださいました。
この日の取り組みの成果は、また後日お伝えいたしますのでご期待ください。
図書館からの推薦本も更新しました。
1年間を通じて図書館と共に授業を行っていた中学2年歴史。今学期最後の発表は、全員がみんなの前で行いました。
例えば「本能寺の変」など、一人一つのお題をくじ引きで決め、それぞれのお題に沿った4コマ漫画を作り、それを見せ、そのうえでそこに描かれた「心」を、出来事の解説とともに語ります。
一方的に授業を聞いてノートをとるのではなく、自ら調べて知る、という経験を積み重ねることが目的の授業です。1学期は歴史上の出来事について、仮説を作る練習、大きくとらえる練習のために出来事の「キャッチコピーを作る」という経験をし、2学期は「もしも~だったら」と自由に問いを作って発表スライドを作成しました。
2学期に発表を行ったのは代表の数人の生徒でしたが、3学期は全員が発表しました。人前で実際に発表する経験を積み重ねること。これは、オンライン授業では経験できない大切なことです。コロナ禍の中で何度かオンラインに切り替えられた授業でしたが、最後に全員が発表できる機会を持つことができました。
図書館からの推薦本も更新しています。